2011年6月4日 駆け足黒部めぐり その1

6/4の土曜は、久々に黒部峡谷へ行ってきました。宇奈月まではチョコチョコ行っていたのですが、峡谷へ入り込んだのは小学生の時以来ですからほぼ30年ぶり。

金曜の晩、まもなく日付が変わろうかという時間に自宅を出発。東海北陸道経由で有磯海PAに付いたのが4時過ぎ。1時間半ほど仮眠して、黒部ICを下りて宇奈月に着いたのは6時半。
途中水路橋なんて撮影してみたり。

この水路橋は、柳河原発電所で使用された発電用水を更に下流の愛本発電所で利用するために設けられているものです。
すぐ隣には音沢発電所があるのでそちらへ導水されているのかな、と思っていたのですが、帰ってから地図を見ていたら違っていました。

宇奈月からはトロッコの旅。宇奈月発7:32の始発列車で一路欅平へ。
駅のそばには記念撮影用の模型が。すごい精密。サムネイルで見ていたら実物と間違えそうな勢い。

黒部峡谷鉄道のトロッコ列車には、パノラマ車から普通車まで4種類のグレードがあるのですが、特別料金なしで乗れるのは窓の無い普通車。当然これを選択して乗りました。

列車はゆっくりと宇奈月を出て、終点欅平まで1時間20分ほどの道のり。

宇奈月ダムの建設に伴い水没した柳河原発電所の代替に建てられた新柳河原発電所。こういうデザインはどうも虫が好かない。
きちんと発電所らしい建屋を立てればいいのに、どうしてこういうセンスになってしまうのか。

黒薙駅では後曳橋を渡ります。入山者があまりの断崖に後ろに引き下がったことから、後曳の名がついたとか。
車窓左手には先に音沢でみかけたのと似た水路橋が。こちらの水路橋は、出し平ダムから音沢発電所まで発電用水を送るために建造されたもの。兄弟みたいなものですか。

こちらはあとでゆっくり見物することに。

峻険な山々や万年雪を車窓に見やりつつ…。

終点欅平に到着したのでありました。駅の直下には黒部川第三発電所。

ここから先、欅平駅から竪坑エレベータで200mほど登ったところから、関西電力の専用線が黒部第四地下発電所まで伸びており、その地熱地帯に隧道を穿つ工事の模様は、吉村昭の小説「高熱隧道」で知られていますが、一般客はここまでしか立ち入れないので今日の行程はここが折り返し地点。

いずれ日電歩道と呼ばれる発電所工事用に岩壁を削って作られた登山道を経由して阿曾原温泉に行ったり、黒部ダム見学コースに応募して上部軌道に乗り込むなどして、この先の谷深くへ切り込んでゆきたいものです。

さて、今回の目的のひとつが温泉。

本当はここから徒歩で50分ほどの祖母谷温泉へ行きたかったのですが、まだ冬季閉鎖されており途中の名剣温泉までしか行けなかったので、今回は名剣温泉ともども次の機会に譲りました。祖母谷への道の入り口は岩を穿ったへつり道になっていて、人喰岩の異名があります。それを見物してから、欅平駅前にある欅平温泉猿飛山荘でひと風呂。

無色透明、玉子臭玉子味。白い湯花が舞う正統派の硫黄泉。朝から峡谷をどうどうと流れる川音を聞きながらの湯浴みは実に快適でありました。入浴料ちょっと高いけどな。

つづく。