名古屋鉄道名古屋本線 呼続駅の陸閘門

名古屋鉄道名古屋本線 呼続駅は、神宮前駅から豊橋方へ2駅ほど進んだところにある、普通列車のみが停車する無人の小駅です。

駅の北側を山崎川という川が流れているのですが、この河川の両岸は川床に比べて高さが低く、標高図でみてみるとその状況が一目瞭然です。

山崎川を横断する名鉄名古屋本線の路面は堤防上端より低い位置にあります。
そのため増水時には鉄橋の前後をゲートで遮断し、越水を防ぐための装置「閘門」が設けられてます。
今回は、この閘門をご紹介いたします。

それでは閘門を観察しましょう。呼続駅北端部、山崎川左岸にある踏切の川側に、何やら線路を横切るレールのようなものがみられます。
これが閘門を閉鎖する際にガイドとなるレールです。

上流部には陸閘門本体が収容されています。

側面にはプレートが掲示されており、

陸閘門ゲート
純径間×扉高 9.55m×1.0m
走行ストローク 10.0m
扉体質量 3.3t
製作年月 平成15年3月
製作 石川島播磨重工業株式会社

と記されています。

列車が走行しているところを見ると、堤高と線路の高さの関係がよくわかります。

大量の水を支えるため、かなり頑強な造りになっていることが見てとれます。

線路より下流側の堤防は、新たに造りなおされているようでした。

当然のことながら、対岸の右岸側にも陸閘門は設けられています。
写真右側の青い鋼体が右岸側の陸閘門ゲートとなります。

それでは右岸側も観察してみましょう。

右岸側の陸閘門にも、プレートが掲示されています。
スペックは左岸側は全く同じもののようです。

なお、この状況はあまり好ましくないものと認識されており、現在名古屋市にて橋梁改築と呼続駅の立体交差化により、この閘門を廃止しようという事業が進められています。(下記リンク参照)

この事業が進行すれば見られなくなる光景です。
観察はいまのうちに…。

名鉄名古屋本線山崎川橋りょう改築及び呼続駅付近高架化事業

https://www.city.nagoya.jp/ryokuseidoboku/page/0000144317.html