東海道本線 枇杷島周辺の架道橋 その3

前回前々回に引き続き、枇杷島周辺の架道橋です。
こちらの橋は前回の橋から清洲側へ50mほどしか離れておらず、何故両者が統合されず残存しているのかよく分からない状況です。

まずは東海道新幹線側。こちらはコンクリート造りの素っ気無いものです。

第2五畝割Cb。
「Cb」というのは橋長5m未満の函体式橋梁という意味だそうです。

中央に車止めのポールが一本立っています。
路面の半分は水路になっています。

新幹線の架道橋を越えると東海道本線までの間に広い鉄道用地があり、その向こう側にアーチ架道橋が見えます。

名古屋側の架道橋と似た造りの出入口です。
コンクリートで固められていますがアーチは三重の煉瓦巻き。

路面も名古屋側の橋と同様に暗渠になっています。

途中から下部が石積みになるというのも、もう一方の橋との類似点です。

吸い込まれるような煉瓦アーチ。

コンクリート覆工部分と石積部分の切り替え地点。
石積み部分の方が老朽化が進んでいる印象です。

蛍光灯が備えられていますが点灯はしていないため、写真では明るめに撮影しましたが、実際には内部はかなり薄暗いです。

反対側出入口は残念ながら函渠工で覆われてしまっており、煉瓦アーチが辛うじて見えるのみです。

元々は名古屋側の架道橋同様に石造だったのでしょうか。

函渠工の出入口。
「第2五畝割橋りょう 施工 平成3年3月」
のプレートが掲げられています。ここから見ると内部が煉瓦アーチとは想像できません。

場所はこちら。


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