火の見櫓図鑑

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火の見櫓の立地

 火の見櫓は地域防災の中でも最も小さい単位=集落をベースに、主として消防団組織の下に建造されてきた。集落の中で防災に適した立地はおのずと定まってくるため、その立地条件にはいくつかの類型を見ることができる。

 この項では、火の見櫓の立地条件について、地形的、周辺環境という二つの観点からそれぞれ区分し、その意味と状況をご紹介する。本項での区分は排他的なものではなく、「社寺の境内にある集会所の傍ら」であったり、「高台にある学校の敷地内」といったように、それぞれの条件が組み合わされている場合も多いことを、あらかじめご承知おきいただきたい。

[参考文献] 火の見櫓 - 地域を見つめる安全遺産(火の見櫓からまちづくりを考える会編 鹿島出版会 2010年)

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