火の見櫓図鑑

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諏訪市消防団第一分団第一部

火の見櫓

 諏訪市の湖畔市街地の北端高く、旧甲州街道沿いの市道に建つ櫓。やや深めの四角錐状の屋根は避雷針と風向計、蕨手が設けられている。
見張台は手摺など外枠部が等辺山形鋼製、欄干が平鋼製で、欄干の間には脚部と同様に丸鋼の斜材をリング状のバックルで締結したものが組み込まれている。手摺のうち二辺にはホース干し用の吊り金具が張り出している。
脚は四本で主材、水平材が等辺山形鋼、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結したタイプ。見張台の直ぐ下には赤地に「火の用心」と白文字で描かれた看板が掲げられている。
梯子は二段で桁内設置。中間には張り出しのない踊り場があり、この節のみ転落防止柵を兼ねてか、中間に水平補鋼材の平鋼が設置されている。
基部の梯子出入口はアーチ状の斜材となっており、その頂点部分には「昭和30年4月24日建立 諏訪市消防團第一分團 型式 4脚型 社標○* 全長42尺0寸 火の見櫓専門設計製作施工 東京都江東區北砂町7丁目98番地 株式會社加茂川鉄工所 製作納入」(*○の部分は社紋)と、かなり詳細情報が記された製造・分団銘板が掲げられている。

(2015年7月訪問)

屋根 □型
半鐘 あり
見張台 □型
□型

全景 見張台 屋根 見張台高欄 踊り場 基部 製造銘板

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