火の見櫓図鑑

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奥州市消防団第十分団第三部機械器具置場

火の見櫓

北上川と東北新幹線に挟まれた川沿い、蘇民祭で有名な黒石寺の東南東方向約2.5km、県道41号から一本市道に入った二渡地区に建つ櫓。屋根は円形で、頂部には大きな矢羽をもつ風向計が備えられている。屋根の支柱は脚の主材を利用しておらず、見張台の外縁に別途設けられた柱で支持されている。半鐘は屋根裏中心に吊るされている。
 見張台は円形で、高欄は手摺と下部外縁が等辺山形鋼、垂直材が丸鋼、床板が平鋼をすのこ状に並べたもので、特に装飾的要素は見られない。梯子出入口部分が凹形に切り欠きとなっている。
脚は三本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。各節の接合はプレートによる。プレートは扇形をしており、主材とはボルトで、水平材とは六角ボルトで、斜材とは溶接で接合されている。
梯子は一段で桁外設置。最下段一節には梯子はなく、そのためかアーチ型斜材などによる補強はなく、他の節と同様の斜材が入れられいてる。

(2018年8月訪問)

屋根 ○型
半鐘 あり
見張台 ○型
△型

全景 見張台 屋根 見張台高欄 脚部 基部

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