火の見櫓図鑑

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上長山の火の見

火の見櫓

屋根 ○型
半鐘 あり
見張台 ○型
□型

 県道21号の南側、上長山西原交差点南東に位置する上長山地区に建つ櫓。屋根は反りの付いた円形で、頂部には避雷針と風向計が設けられている。風向計の避雷針への取付部分下側には浅い円弧状の装飾が施されている。
 見張台は円形で、手摺部と床面外枠は等辺山形鋼、主材は等辺山形鋼と平鋼の交互使用、水平材は平鋼使用となっており、水平材の下側には、十字の中央にリングを配した装飾が施されている。手摺部分には、放射状にホース吊り上げ用の滑車を吊るす角型鋼管の竿が渡されているほか、ホース干し用のL字型のフックが設置されている。
脚は四本で、主材と水平材が等辺山形鋼、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結したタイプとなっている。各部の接合はプレートにより、主材、水平材はリベット接合、斜材はプレートに穴を開けて丸鋼を通しフック状に曲げ加工した形状になっている。
梯子は二段で桁内設置。中間部分に足場のみの踊り場がある。基部の斜材は梯子の出入口がアーチ状、それ以外が∧型になっており、脚の根元部分はかなり頑強なプレートとウエイトによってコンクリート基礎に固定されている。
梯子出入口アーチ上部には、「一宮村消防団 上長山分団 昭和二十八年十月吉日竣工」としるされた扇形の銘板が掲げられている。

全景 見張台 屋根 見張台高欄 踊り場 基部 分団銘板

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