火の見櫓図鑑

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御宿の火の見

火の見櫓

 東名高速道路と国道246号に挟まれた、御宿地区の市道沿いに立つ櫓。寸詰まりの独特の形状をしている。以前は高層の櫓であったものの上部を撤去し、下部に屋根を載せたのではないかと推測される。屋根は四角錐形で、頂部には先端が四ツ叉になった避雷針が設けられている。屋根裏中心部には半鐘が吊るされている。
 見張台は、恐らくはもともと見張台としてではなく踊り場として設計され、後年上部に屋根と半鐘を設けたとみられることから見張台というにはかなり狭く、高欄はなく斜材が渡されている。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。各部の接合はリベットにより、斜材もプレートを用いず主材に直接接合されている。
梯子は一段で桁内設置。基部は斜材がなくアーチ状の方杖が設けられている。

(2020年8月訪問)

屋根 □型
半鐘 あり
見張台 □型
□型

全景 見張台 屋根 脚部 基部

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