火の見櫓図鑑

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下町の火の見

火の見櫓

屋根 □型
半鐘 あり
見張台 □型
□型

 県道19号を東へ曲がり法性神社へ向かう、入り口に常夜灯の建つ脇道を少し入った先の一段高くなった場所に建つ櫓。大きく反りのついた四角屋根の頂部には、先端が大きなダイヤ型をした避雷針と風向計、S字状の屋根飾りを備えているほか、蕨手も設けられている。屋根板は一枚板ではなく横葺きになっており、梁は円弧状の方杖が入れられている。
 見張台は隅切りされた四角形で、高欄は手摺部が太い鋼管、水平材と下部外縁が等辺山形鋼、垂直材が鋼管製。手摺と水平材の間には平鋼をX字状に組んだ装飾が、水平材と下部外縁の間にはS字状に曲げられた丸鋼を線対称に配置した装飾がそれぞれ施されている。また、半鐘は屋根裏中心部に吊るされている。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材が丸鋼をリング式張力調整装置で締結したもの。各部の接合はプレートにより、主材はリベット留め、水平材は六角ボルト留め、斜材は丸鋼の端部に平鋼を溶接し、それを六角ボルトでプレートと共締めしている。また、水平方向に補剛が入れられている。
梯子は二段で、上段は桁内、下段は桁外設置。中間部の踊り場は足場のみの簡素なもので、下段梯子の出入口部分はアーチ状に造作されており、主材との間にワーレントラス状の補剛が入っている。
下段梯子が桁外設置のためか、基部も斜材の構造は他の節と同様となっている。以前は別の場所に建造されていたものを移築したらしく、基礎の部分に「下町火の見櫓移設竣工 平成25年7月吉日 平出区 消防団第7分団」と記されたプレートが設置されている。

全景 見張台 屋根 見張台欄干 踊り場 基部 移設銘板

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