火の見櫓図鑑

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泉沢の火の見

火の見櫓

屋根 8角型
半鐘 なし
見張台 8角型
□型

 JR東日本常磐線小高駅から県道120号を2kmほど南下し、市道を東へ入り常磐線を跨道橋で潜った先、泉沢地区の中ほどに建つ櫓。栃木県から福島県にかけて多くの火の見櫓を建造してい栃木県大田原の林鉄工所製。八角形の屋根は垂木、屋根板などが失われ、軒の骨組みだけが残されており、残念ながら林鉄工所特有の細かな装飾を見ることはできない。また、欄間の部分はアーチ状に造作されており、唐草状の装飾が施されている。なお、半鐘は設けられていない。
見張台は八角形で、高欄は手摺と外縁部が等辺山形鋼製、水平材と垂直材が平鋼製。垂直材の間には、S字状の装飾を線対称に配している。床版は平鋼を簀の子状に並べたもの。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材が丸鋼をリング式のバックルで締結したもの各部の接合にはプレートを用いており、主材とはリベットで、水平材は六角ボルトで、斜材はプレートに穿孔して外側から丸鋼を挿入して織り込んだ形で結合している。
梯子は三段で、上段と中段が桁内、下段が桁外設置。踊り場は上下二か所に設けられており、上段の踊り場は張り出しのある高欄が設けられたもので、見張台同様に装飾が施されている。下段の踊り場は張り出しがなく、梯子の出入口部分がアーチ状に造作されており、高欄には唐草状の装飾が見られる。また、出入口上部には扁額のように「昭和三十八年 林鉄工所 栃木懸大田原市」の製造銘版が掲げられている。
基部はアーチ状の斜材が設けられており、主材との間にはワーレントラス状に補剛が入れられている。

全景 見張台 見張台高欄 踊り場(上段) 踊り場(下段) 基部 製造銘板

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