火の見櫓図鑑

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十和田市消防団第八分団3

火の見櫓

 国道102号沿い、大筋前地区の消防団器具庫の傍らに建つ櫓。屋根は非常に浅い四角形で、避雷針や風向計、蕨手など一切の装飾的要素は見られない。
見張台は四角形で、鉄板製の床面が高欄より外側へはみ出している。高欄は手摺部、水平材が鋼管製、垂直材が丸鋼製。水平材にはホース干し用のL字金具が取り付けられている。まだ、街灯と同様の形状の蛍光灯が設置されている。半鐘は設置されていない。
 脚は四本で、主材と水平材が等辺山形鋼製、斜め材は丸鋼をパイプ式ターンバックルで張力調整可能にしたもの。各節の接合はプレートによるが、かなり大型のプレートが用いられており、主材、水平材とは溶接で結合、斜材は丸鋼の先端に平鋼を溶接した平板部をボルトで締結している。
梯子は二段で上段、下段とも桁内設置。中間に足場のみの張り出しのない踊り場がある。なお、脚の主材は踊り場の上下で幅の違うものが用いられており、下側は幅広、上側は幅狭となっている。
基部はΛ型の斜材が入れられているが補剛はなく、その代わりに頂点部分で大型のプレートで溶着されている

(2017年8月訪問)

屋根 □型
半鐘 なし
見張台 □型
□型

全景 見張台 屋根 見張台高欄 踊り場 基部

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