弘前市立岩城小学校の南東、県道129号から一本東方へ入った一町田地区の南端にある一町田多目的集会施設の敷地内に建つ櫓。屋根は反りのついた深めの六角形で、頂部には先端が菱型になっている避雷針が設けられている以外には装飾的要素は見られない。半鐘は屋根下中心からややオフセットした位置に吊るされている。
見張台は円形で、高欄は手摺部が鋼管、垂直材が丸鋼製。二箇所に鋼管をL字型にしたホース干し竿が突き出している。
脚は三本で、主材と水平材は等辺山形鋼、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したタイプ。各部位はプレートによって接合されており、主材、水平材は直にボルト締結、丸鋼製の斜材は取り付け部に平鋼板を溶接してボルト締結されている。
梯子は二段で桁内設置。中間には張り出しのない踊り場があり、高欄は見張台同様手摺部分が鋼管、垂直材が丸鋼製。
基部はΛ型に斜材が設けられており、主材との間には補鋼が二本渡されている。
※既に撤去済みです。
（2016年8月訪問）
| 屋根 | 6角型 |
|---|---|
| 半鐘 | あり |
| 見張台 | ○型 |
| 脚 | △型 |
