火の見櫓図鑑

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海吉の火の見

火の見櫓

 県道28号南側の路地沿いにある公民館の敷地内に建つ櫓。四角屋根に四角形の見張台を頂く。浅めの屋根上には避雷針と風向計、蕨手を兼ねたような形状の屋根飾りが設けられている。
避雷針先端は三角形の板を三枚組み合わせ鏃の様な形状にしたものを、唐草状に細工された丸鋼を支えるという凝った造りになっている。
見張台は上部四隅に防災無線用のスピーカーが取り付けられている。欄干は平鋼製で、途中に捻りを加えてアクセントをつけている。また、中心部分には唐草状の装飾も見られ、屋根上と共にかなり細やかな造形が施されている。
脚は四本で主材、水平材は等辺山形鋼、斜材は丸鋼のリング状のバックルによる締結。脚部は一体で形成されているのか途中にプレートでの結合部分は見られず、水平材、斜材をリベット留めしただけになっている。
梯子は一段で桁内設置。基部の斜材はアーチ状に形成され、主材との間にZ字状に補強が入っている。

(2014年11月訪問)

屋根 □型
半鐘 あり
見張台 □型
□型

全景 見張台 屋根 見張台高欄 脚部 基礎

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