火の見櫓図鑑

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真田町消防団大日向分団

火の見櫓

国道144号の旧道沿い、大日向地区の中ほどに建つ櫓。屋根は反りのついた四角形で、頂部には装飾付きの避雷針が設けらるているほか、隅棟に蕨手がみられる。
見張台は円形で、高欄は手摺が鋼管、水平材が平鋼、垂直材が鋼管と丸鋼の組み合わせ。手摺と水平材の間には蕨手状の装飾がみられる。
脚は四本で、主材、水平材は等辺山形鋼製、斜材は上四節が平鋼をX字状に組んだもの、下三節が丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。通りに面した斜材の交点部分には、「大」「日」「向」「分」「団」と分団名称が切り抜き文字で掲げられている。
梯子は二段で上下段ともに桁内設置。上下段の間と上段の中間部に踊り場がある。上部の踊り場は片側のみバルコニー状に張り出したもので、上下段の切り返し部分の踊り場は足場のみの簡易なもの。
基部には「鉄骨建築 警鐘口一(ロー?) 高田鉄工所 上田市川原柳町 TEL 上田730」と記された製造銘板、「昭和参拾壱年参月 之建 長村消防団 大日向分団」と記された分団銘板が掲示されている。

(2022年8月訪問)

屋根 □型
半鐘 あり
見張台 ○型
□型

全景 見張台 屋根 見張台高欄 上段踊り場 下段踊り場 基部 分団銘板 製造銘板

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