火の見櫓図鑑

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横浜市金沢消防団第三分団

火の見櫓

 京浜急行電鉄本線 金沢文庫駅の北側、国道16号沿いに建つ櫓。チューリップハットのような八角形の屋根に丸い見張台を備ている。半鐘は屋根裏中心部に吊るされている。
見張台の高欄は手摺部が鋼管、水平材が平鋼、垂直材が丸鋼、下部外縁が等辺山形鋼製。床版はエキスパンドメタルが敷かれている。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。脚は上方へ行くほど間隔が狭くなるが、曲線状ではなく中折れした形状となっている。
梯子は下から中ほどまでの間は桁外にあり、周りをフラフープ状の転落防止柵に覆われている。上部は桁内設置。
 倉庫を跨ぐようにして建てられており、基部は道路に面した側の斜材が桁の南半分のみでX字状に交差しており、倉庫出入口を避けるように組まれている。

※分団詰所の建て替えに伴い撤去され、見張台部分のみが新詰所屋上に保存されています。

(2004年1月訪問、2019年11月再訪)

屋根 8角型
半鐘 あり
見張台 ○型
□型

全景(正面) 全景(裏手) 見張台 脚部 基部 望楼移設保存後

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