火の見櫓図鑑

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三浦市消防団第十二分団詰所

火の見櫓

京浜急行電鉄久里浜線の終点三崎口駅駅から西方へ直線距離で1kmほどの三戸海岸に沿った市道に面した消防団詰所脇に建つ櫓。すぐ横が相模湾という立地で鉄製では塩害が発生するからか、鉄塔ではなく木造となっている。屋根はやや浅めの四角形で屋根板は横葺きとなっている。半鐘は屋根裏中心部に吊るされている。
見張台は四角形で、高欄も当然のごとく木製で、手摺、垂直材、下部外縁ともに角材が用いられている。床版はこちらも当然木製のため文字通りの簀の子状。北側の面には高欄の垂直材、主材から斜めに突き出した支柱に支えられた竿に、ホース干し用の滑車が九個吊るされている。
脚は四本で、かなり太い丸太材を用いている。水平材、斜材は太目の角材を使用しており、各部の接合は六角ボルトによる。木造で非常に太い木材を用いているからか、節は二節しかない。
梯子は二段で桁内設置。中間には張り出しのない踊り場が設けられている。高欄はない。
基部は主材が固めの砂地に直接埋設されている。

(2019年11月訪問)

屋根 □型
半鐘 あり
見張台 □型
□型

全景 見張台 屋根 見張台高欄 踊り場 基部

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