火の見櫓図鑑

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つくば市消防団谷田部第七分団

火の見櫓

 研究学園都市つくばの中心部である、つくばエクスプレス つくば駅の東南東1.3kmほど、県道123号沿いの葛城郵便局のや東方にある消防団詰所の傍らに建つ櫓。屋根は非常にきつい反りのついた六角形で、避雷針はじめ装飾的な要素は見られない。屋根裏中心部に吊り金具が設置されているが半鐘はみられない。
見張台は六角形で、高欄は手摺、水平材、垂直材すべて鋼管製。床版は平鋼を簀の子状に並べたもので、床上にはサイレンが置かれている。
脚は三本で、主材と水平材が等辺山形鋼製、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。各部の接合はプレートにより、主材、水平材とは六角ボルトで、斜材はプレートに穿孔し外側から丸鋼を織り込んでいる。
梯子は二段で、上段が桁内、下段が桁外設置。中間には張り出しのない踊り場がはり、梯子の出入り部分はアーチ状の造作が施されている。
基部はアーチ状の斜材が設けられており、主材、プレート、水平材へ向けて補剛が入れられている。梯子の出入口左上にはプレート状のものが取り付けられているが、特に銘板のような文字などはみられない。ペンキで刻字が塗りつぶされてしまったのか、何らかの銘板の台座だったのか、何か他の機器のベースプレートだったのかは不明。

(2019年8月訪問)

屋根 6角型
半鐘 なし
見張台 6角型
△型

見張台 屋根 見張台高欄 踊り場 基部 銘板跡?

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