火の見櫓図鑑

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国府町木曽垣内の火の見

火の見櫓

 国道41号広瀬交差点から県道76号を東進し、高山消防署国府分署を越えた先の交差点角に建つ櫓。屋根は深めで反りのついた四角形で、頂部には先端が四つに分かれた長めの避雷針が取り付けられている。半鐘は屋根中心ではなく軒下に吊るされており、屋根中心にはサイレンが設置されている。
 見張台は四角形で、手摺部と外縁は等辺山形鋼製、垂直材は、等辺山形鋼の山形部分を外に向けて配置したものの間に丸鋼二本が並ぶ少し変わった部材の使い方をしている。手摺部分にはL字型にホース干し用の金具が取り付けられている。
脚は四本で、主材、水平材、斜材のいずれも等辺山形鋼製。斜材はX字状に組まれており、交差部分はプレートでボルト締結されている。各節の接合もプレートにより、いずれもボルト締結。
梯子は二段で、上下段ともに桁内設置。中間にはごく狭い足場だけの踊り場が設けられている。
基部は梯子の出入口面のみアーチ状の斜材が設けられており、補鋼が水平と斜めにそれぞれ一本ずつ入れられている。
隣接する詰所建屋に消防信号表が掲示されている。

(2017年4月訪問)

屋根 □型
半鐘 あり
見張台 □型
□型

全景 見張台 屋根 見張台高欄 踊り場 基部 消防信号表

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