JR東日本 花輪線十和田南駅前通り沿いに立つ櫓。屋根は浅い円形で、頂部には先端が三つ叉になった避雷針が設けられており、それ以外には装飾的要素は見られない。
見張台は円形で、高欄は手摺が太めの鋼管、垂直材が細めの鋼管製で、垂直材の間には丸鋼製のカール状の装飾が設けられている。下部外縁は等辺山形鋼製で、床板は平鋼を簀状に並べた上にエキスパンドメタルが敷かれているようだ。
脚は三本で、見張台の大きさに比して桁間隔はやや狭い。主材、水平材、斜材ともに等辺山形鋼を用いており、斜材はΛ型の配置となっている。各部位の接合にはプレートを用いており、いずれも六角ボルトによって締結されている。
梯子は一段で桁外設置。基部も他の節と同様にΛ型の斜材が入れられている。
（2019年8月訪問）
| 屋根 | ○型 |
|---|---|
| 半鐘 | あり |
| 見張台 | ○型 |
| 脚 | △型 |
