火の見櫓図鑑

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豊田市消防団第一分団二部格納庫

火の見櫓

屋根 □型
半鐘 あり
見張台 □型
□型

 愛知環状鉄道 新上挙母駅の北方約600m、国道419号沿いに建つやや背の高い櫓。屋根は浅い四角形で、頂部には、先端が三ツ叉になった避雷針と風向計が設置されているが、装飾的なものは見られない。半鐘は屋根裏中心に吊るされており、軒下には二方向へ向けて防災無線のスピーカーが設置されている。
 見張台は四角形で、高欄は、手摺部と下部外縁が等辺山形鋼製、垂直材が丸鋼製で、垂直材はしの字状にやや下膨れのラインを形成している。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したタイプ。各部の接合にはプレートを用いており、主材、水平材とはリベットで、斜材はプレートに穿孔し丸鋼を外から内側へ向けて織り込んで結合している。
梯子は三段で、いずれも桁内設置。上段の踊り場は桁から張り出しており、小屋根が掛けられた半鐘が設置されている。高欄のデザイン、構成は見張台と同様。下段の踊り場は、平鋼を簀の子状に数本並べただけの簡素なもの。
基部は二面にアーチゲート状の造作が施されており、主材、水平材との間には補剛が渡されている。それ以外の二面は他の節と同様に斜材をリング状のバックルで締結したものを採用している。

(2019年8月訪問)

全景 見張台 屋根 見張台高欄 踊り場(上段) 踊り場(下段) 基部

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