火の見櫓図鑑

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武豊町消防団第二分団

火の見櫓

屋根 □型
半鐘 なし
見張台 □型
□型

 小振りな屋根の割に大きな屋根飾りを載せた櫓。屋根は反り、照りのついた四角形で、頂部には先端が四ツ叉に分かれた避雷針と、矢羽根の大きな風向計が設けられている他、風向計の下部に◇型の端部をカールさせた造形の装飾が施されている。半鐘は設置されていない。
 見張台は四角形で、高欄は手摺、外縁部が等辺山形鋼製、水平材、垂直材が平鋼製。垂直材の下部は外側へ向けて半円状に張り出している。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。各部は主材に直接結合されており、水平材の締結にはリベットが、斜材の締結には六角ナットが用いられている。
梯子は三段で、上中下段全て桁内設置。二ヶ所ある踊り場は上部、下部ともに桁内1/3ほどの足場程度のスペースがあるのみで、高欄などは設けられていない。基部は梯子の出入り部分がアーチ状に造作されており、アーチ頂点の部分に「武豊町南分団」と記された立派な鋳造銘板が取り付けられている。

(2007年1月訪問・2020年7月再訪)

全景 見張台 屋根 見張台高欄 脚部 基部 分団銘板

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