有松消防団
| 屋根 | □型 | 
|---|---|
| 半鐘 | あり | 
| 見張台 | □型 | 
| 脚 | □型 | 
 東海道池鯉鮒宿と鳴海宿の間宿として栄えた有松の街中、名古屋鉄道名古屋本線 有松駅近傍にある消防団詰所に設けられた櫓。非常に規模が大きく、用途としてはホース乾燥塔とした方が適切と思われるが、四角錐型の屋根や半鐘を備えていることから火の見櫓と分類する。屋根は一文字葺きで棟包みが設けられている。半鐘は屋根裏中心に吊るされている。
 見張台は四角形で張り出しが無く、高欄は手摺がリップ溝形鋼、垂直材、水平型が角型鋼管製とみられる。手摺部分にはホース干し用のL字フックが設置されている。床版はエキスパンドメタル。
 脚は四本で、主材、水平材ともにH鋼製。下二節は階段となっているため、梯子を用いている上二節よりも桁間が広く取られている。
 前述の通り昇降は下二節が階段、上一節が梯子となっており、階段は一階道路部の他、詰所二階にも接続している。
 基部は柵と扉によって封鎖されており、通常は立ち入ることができない。
(2021年9月訪問)








