火の見櫓図鑑

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堀之内の火の見

火の見櫓

 県道65号西尾張中央道と県道67号の交わる梅須賀交差点の南西に位置する堀之内地区に立つ櫓。屋根は直線的な四角錐形で、頂部に先端がリング状になった避雷針がある以外は風向計や蕨手などの装飾的要素は見られない。現在は見張台に屋根の高さをはるかに越える長い避雷針が別途設置されている。
四角形の見張台の欄干は、手摺部が等辺山形鋼、垂直材が平鋼製で、足下にあたる部分は外側に半円状に張り出している。
脚は四本で、主材、水平材は等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。梯子は桁内に一段で設置されている。
基部の出入口部分はアーチ状の斜材が設けられており、その頂点部分に製造銘板が取り付けられている。かなり塗料が厚塗りされており記載された文字は判別できないが、形状的には一宮市妙興寺の境内に立つ「一宮市妙興寺消防団」の櫓に掲げられた稲垣鉄工所のものと類似しており、この櫓も稲垣鉄工所製と推測される。

(2015年7月訪問)

屋根 □型
半鐘 あり
見張台 □型
□型

全景 見張台 屋根 見張台高欄 脚部 基部 製造銘板

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