火の見櫓図鑑

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阿久比町消防団第三分団

火の見櫓

 県道46号沿い、草木公民館の敷地の傍らにある消防団詰所に隣接して建つ櫓。見張台は円形で、屋根はなく中央部分に鋼管製の柱が建てられ、頂部にはホース昇降用の滑車が吊るされている。高欄は手摺が鋼管製、垂直材が丸鋼製で、手摺部にはL字型のホース干し用のフックが張り出している。床面にはサイレンが設置されている。
 脚は三本で、主材が太い鋼管製、斜材は丸鋼製。水平材は設けられておらず、斜材はワーレントラス状に組まれている。本体は4つのブロックで構成されており、各ブロックの接続部分は、等辺山形鋼をフランジ状に溶接したものを、六角ボルトで共締めして締結している。
梯子は一段で、トラス構造の斜材の補剛のように水平に丸鋼が渡された形状。上半分には円形の転落防止柵が設けられている。

(2020年7月訪問)

屋根 なし
半鐘 なし
見張台 ○型
△型

全景 見張台 脚部 基部

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