妙高山麓の関温泉は、11軒の旅館が肩を寄せあう小ぢんまりとした温泉街で、「源泉100%かけ流し宣言」を行っています。
中村屋旅館は、その温泉街の一番奥手にある旅館です。

鄙びた外観ですが、内部は改装されており比較的新しい感じがします。
入口から左手奥に進むと浴室です。脱衣所は棚だけで貴重品ロッカーなどは設けられていません。
浴室は4人ほどが入れる小さな浴槽が一つのみのシンプルな造りです。

コンクリート造りですが、床面は温泉の成分で真っ赤に染まっています。
浴槽は浴室の真ん中にあり、壁面に面した側に設けられた湯口から源泉が掛け流されています。
湯は赤褐色で僅かに金気臭、弱い鉄味と苦味があり、赤い湯ノ花が多く舞っています。浴感はサラサラとしており、少し高めの湯温で非常に温まります。
もう一つ、この中村屋旅館には露天浴槽もあります。場所は内湯とは全く異なり、一旦建物の外へ出て裏手に回ります。

「薬師の湯」と名付けられた野天風呂は、雑木林の中にぽつんと浴槽が設けられた実に素朴なもので非常に風情があります。
スノコ敷きの僅かな脱衣スペースと、4~5人が入れる浴槽があるだけ。そこにとろとろと源泉が掛け流されています。
お湯の質は内風呂のそれと同様ですが、屋外にある分内湯よりは温めで長湯に適しています。野趣溢れる佇まいは、是非一度入浴される事をお勧めしたいものです。
但し、このように特に何の設備もない浴槽なので、4月下旬から11月下旬のみ入浴が可能で、冬季は閉鎖されており内湯のみの利用となります。
■データ
料金/500円
時間/不明
定休日/なし
泉質/ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
サイト/http://members.ld.infoseek.co.jp/r_nakamuraya/
住所/新潟県妙高市関温泉