北上と横手を結ぶJR北上線の「ほっとゆだ駅」併設の温泉施設です。元は陸中川尻という名の駅でしたが、1989年に駅舎併設の形で「ほっとゆだ」がオープンし、その後1991年には駅名も「ほっとゆだ」に改称されたそうです。


時計台のある大き目の駅舎には二つ出入口があり、向かって右側が駅改札、左側の「ゆ」という大きな暖簾が掛かっている方が温泉施設の入口となっています。温泉入口から中に入ると土産物屋があり、駅改札の待合とも繋がっています。
靴を下駄箱に入れ、受付で料金を支払います。二階が有料休憩室、左奥手が浴室になっています。
浴室は三つに区切られており、一番奥が「ぬる湯」、湯口のある真ん中が「あつ湯」、そして一番手前が浅い湯船の寝湯になっています。「ぬる湯」は泡風呂になっており、気泡がボコボコと音を立てています。
湯温は「あつ湯」でもさほど熱くは感じず適温といったところ。無色透明の湯は循環消毒のため若干塩素臭を感じました。
カランは浴槽と反対側の壁面に10個程度設けられています。あくまで公衆浴場の扱いのため、石鹸等は常備されていません。
この浴室で最も特徴的なのは、壁面に鉄道の信号機が埋め込まれていること。
駅に併設されている温泉だけに、列車に乗る前や旅の途中に入浴される方が多いからか、信号の色で列車の到着までの時間を表しています。
発車45~30分前が青、30~15分前が黄色、15分前~発射時間までが赤信号となっているのですが、北上線は本数が少なく次の列車まで45分以上ある場合は信号は消灯しており、私が訪問した際にも点灯している信号は見られませんでした。
珍しい駅舎内にある温泉という事で、地元以外の利用も多いと思うのですが、温泉郷湯田の玄関口にも関わらず循環消毒で塩素臭のお湯というのは、設備運営上やむを得ないのでしょうが少し残念です。
■データ
料金/250円
時間/7:00~21:00
定休日/第二水曜日
泉質/ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉
サイト/なし
住所/岩手県和賀郡西和賀町川尻40-53