関川村の国道113号と荒川に挟まれた場所に位置する雲母温泉。旅館も数軒のみという非常に小ぢんまりとした温泉の外れにある共同浴場です。非常に小柄で歴史を感じる湯小屋ですが、特に看板などが出ている訳ではないので、あまりに目立たないため注意していないと見過ごしてしまいます。

この浴場は地域の方々が長年維持管理をして守られてきた地元のための浴場ですが、外来者も入浴料100円を支払う事で利用させていただけます。この浴場は無人なので、料金は入口脇の料金箱に入れます。
内部は脱衣所と浴室という必要最低限の設備で、当然ながらコインロッカーなどはありません。浴室は大人が三人も入ればぎゅうぎゅうという感じの小さな浴槽が一つ。非常に清潔に維持されています。
小さな浴槽の傍らには蛇口が二つあり、一つからは熱めの源泉、もう一つからは水が出てくるようになっており、源泉は流しっぱなしではなく、入浴の都度適宜投入するようです。

本来は無色透明か微白濁らしいのですが、私が訪問した時にはお湯が少し劣化していたのか濁りが強く、浴槽の床がうっすらとしか見えない状態でした。しかしながら蛇口をひねると出てくる新鮮な源泉を観察する限りでは、無色透明で少々湯ノ花の様な浮遊物が見られました。味は弱塩味。
もともと湯温が高めなので、しばらく浸かっていると身体の芯から温まります。
古びた湯小屋、小さな浴槽…。文字通り普段着の温泉だと感じました。このような素晴らしい浴場を開放して頂けている事に感謝したいと思います。
■データ
料金/100円
時間/6:00~21:00
定休日/なし
泉質/ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
サイト/なし
住所/新潟県岩船郡関川村雲母