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玉川温泉

ガンに効くという評価が広まり、全国から病に悩む方々が湯治に訪れる温泉です。
鹿角と田沢湖を結ぶ国道341号線から東に少し入った谷あいに旅館部、湯治部を擁する玉川温泉旅館があります。旅館の前は非常に狭いため、車で訪問する場合は、坂の少し上手にある県営の駐車場に停めると良いでしょう。入口に小屋があり、係員の方が誘導しているので一見有料のように見えますが、無料で駐車することができます。ただし、夜は17時には閉鎖されるようです。

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日帰り入浴も非常に賑わっています。入湯券を券売機で購入して受付に渡して入場します。
浴室は木造で、広々とした内部には、源泉100%の湯、源泉50%のあつ湯、ぬる湯、浸頭湯・寝湯、打たせ湯、蒸気湯・箱蒸し湯などいくつもの浴槽が設けられています。
玉川温泉はph1.05ときわめて強い酸性で、そのため源泉100%の湯は肌がピリピリします。創傷などがあるとかなり滲みると思います。私も手指のささくれには激痛が走りました。
肌の弱い方などは、いきなり源泉100%の湯に入るのではなく、他の湯で様子を見てからにした方が良いと思います。

浴室には源泉の飲泉場も設けられており、紙コップも用意されています。注意書きによると、ここに掛け流されている源泉は2倍に希釈されたもので、しかも飲用する際には更にそれを真水で5倍程度に希釈し、一日の飲泉量は100ccまで、更に飲泉後は歯が溶けてしまうので真水で口を濯ぐよう指示されています。
それほどまでに強い酸性の湯は、口に含むと強烈な酸味が広がります。あまりにレモンのような酸味が強いため、それ以外の味は感じられませんでした。

駐車場から旅館にいたる坂道の途中からは、玉川自然研究路が分岐しています。
この道を進むとまず左手に大きな岩が見えます。これが天然記念物の北投石で、台湾の北投温泉と、ここ玉川温泉にのみ産出されるラジウム分を多く含む放射性の鉱物です。
そしてさらに進むとボコボコという大きな音が聞こえてきます。その音の正体が大噴。
玉川温泉の源泉で、毎分9,000リットルという驚異的な量の源泉が湧出しています。この水は、かつて下流で田畑に流れ込むとその酸性ゆえに作物が全滅することから玉川毒水と呼ばれ、戦前に成分を希釈する目的で田沢湖に玉川の水を引いたところ田沢湖の生物が死滅したというほどの強烈な成分です。

更に奥手に行くと露天の無料浴槽、そしてその先に温泉地熱を利用した岩盤浴のためのテントが張られています。

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岩盤は少しの亀裂からもゴーッという音を立てて噴気が漏れ出てきており、その噴気孔の周りは硫黄分が結晶化して黄色く色付いています。

全てにおいてスケールが大きく、自然の織り成す光景の前にはただただ圧倒されるばかりです。
また本当に命を懸け、一縷の望みをかけてこの地で病と闘う方が多くいらっしゃるため、物見遊山で訪れるのは非常に申し訳ないとすら感じました。

■データ
料金/500円
時間/7:00~20:00
定休日/なし
泉質/酸性-含二酸化炭素・鉄(II)・アルミニウム-塩化物泉
サイト/http://www.tamagawa-onsen.jp/
住所/秋田県仙北市田沢湖玉川




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