記事一覧

トップ > 温泉 > 岩手 > 藤七温泉「彩雲荘」

藤七温泉「彩雲荘」

八幡平の頂上近く、アスピーテラインと樹海ラインの交差する見返峠から、樹海ラインを少し下がった先にあるのが藤七温泉です。東北では最高所に位置するとのこと。

ファイル 40-1.jpg

宿のすぐ裏手の岩場からは煙が立ち昇ります。私が訪れた時は雨天で濃い霧のためあまりよく見えませんでしたが、晴れた時には素晴らしい眺望が広がるようです。

入口で料金を支払い中に入りますが、浴室は二手に分かれており、向かって左手が男女別の内湯・露天、右手が混浴の内湯・露天となっています。
男女別の浴室は旅館棟を通り抜けた一番奥手。脱衣所には貴重品用の有料ロッカーも設けられています。

浴室は木造で、白濁した硫黄の香り漂う湯が満たされています。浴槽に浸かると沈殿していた湯ノ花が一気に舞い上がり、たちまち湯が真っ白になります。
露天は内湯に併設されており、内湯同様の白濁湯が注がれています。訪問した日は天候が悪く気温が低かったこともあってか、露天は湯温が低く感じられました。

ファイル 40-2.jpg
ファイル 40-3.jpg

この温泉の醍醐味は、男女別浴室ではなく屋外に広がる混浴露天にあります。
男女別浴室と正反対の方向に進むと、男女別の脱衣所が設けられています。そこからまず木造の内湯へ。こちらの湯はかなり熱めで、熱めの湯にもそれなりに耐性のある私は適温と感じましたが、他の入浴者の中には熱いと言う方もいらっしゃいました。
こちらの浴槽は香りこそ強い硫黄の香りがするものの、あまり白濁していませんでした。

内湯のすぐ傍らに露天浴槽があり、そこから更に岩場へ歩道がつけられています。
荒涼とした岩場には、露天浴槽が点在しています。そしてこれらの点在する露天風呂こそが、足元湧出の新鮮で良質な湯を楽しめる浴槽なのです。

ファイル 40-4.jpg
ファイル 40-5.jpg

岩場から湧出する源泉の上を堀広げ、そのまま四隅を木枠で囲ったという風情の浴槽は、足元は簀敷きのようで、ところどころからボコボコと勢い良く泡が出ており、新鮮な湯がまさに足元から湧き出ているのを感じられます。但し、時折おもわず浴槽から飛び出しそうになるほどの熱湯の塊に当たってしまうことがあるので油断できません。

露天の浴槽は岩場に5つほど点在しており、そのうち少し離れたところにある浴槽は底に泥が沈殿しており、泥湯を楽しむことができます。
沈殿した泥を掬いつつ身体に撫で付けると、肌が滑らかになってゆくのを感じられます。ロケーションからなかなか女性は入りづらいかもしれませんが、是非一度入浴して欲しい極上の湯。
個人的には、今まで入浴した中では三本指に入るといっても過言ではない温泉です。是非再訪し、今度は宿泊してゆっくり楽しみたいと思っています。


■データ
料金/600円
時間/8:00~19:00
定休日/なし(冬季休業)
泉質/単純硫黄泉
サイト/http://www.toshichi.com/
住所/岩手県八幡平市松尾寄木北の又




トラックバック一覧